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STEEL MATERIAL INTRODUCTION 鋼材紹介

SUS403A

SUS403とは、マルテンサイト系のステンレスです。 磁性があり、耐熱性、高応力性に優れています。SUS420J1より耐食性を向上し、靱性があります。高温から空冷ないし急冷すると硬化します。それを適当な温度で焼き戻すことによって、広範囲の硬さ、強さ、展延性および靭性を得ることができます。

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◼用途
タービンブレード、高応力部品、バルブシート

◼代表成分
SUS403は13Cr-低Siの組成を持ち、熱処理後の靭性(材料の粘り強さ)を改良した耐熱鋼で、 Niを含むCr鋼であり、410、430より耐食性が向上しています。 マルテンサイト系ステンレスには12%クロム鋼と17%クロム鋼がJISで制定されています。SUS304との違いは、磁性の有無やニッケルを含んでいるかが挙げられます。 SUS403は12%クロム鋼に分類され、他のマルテンサイト系ステンレスにはSUS410、SUS420J1、SUS420J2があります。これらは磁性を持ち、焼なまし、焼入れ、焼戻しのいずれの状態でも強磁性(磁石につく)を示します。

SUS403A C Si Mn P S
成分値 0.15以下 0.50以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下
Cr
11.50~13.00

◼機械的性質
高温から空冷ないし急冷すると硬化します。それを適当な温度で焼き戻すことによって、広範囲の硬さ、強さ、展延性および靭性を得ることができます。 大気中で加熱した場合に耐酸化性がよく、500℃までの温度で強度があまり低下しませんので、耐熱用途にも使用されます。 硝酸のような酸化性の溶液には、常温で強い耐食性を持っていますが、硫酸・塩酸のような還元性溶液には腐食されます。 耐食性は炭素または硫黄、リンの含有量が増加すると低下します。溶接の際には、変態歪みと焼入れ硬化性があるため、焼割れを生じやすいので注意を要します。

SUS403A 耐力 N/mm2 引張強さ N/mm2 伸び % 硬さ (HBW)
機械的性質 205以上 440以上 20以上 201以下

◼加工性・特性
SUS403は13クロム系のステンレスです。 この種のステンレス群は、熱により硬化するので、鋼種と熱処理条件を選ぶことにより広範囲の機械性質が得られます。 高強度、耐食・耐熱性が必要な機械構造用部品、例えばタービンブレード、ポンプ、シャフト、ノズルなどの加工に、棒鋼や平鋼の形で使用されることが多いようです。 焼入れ時の冷却は水冷、油冷、空冷で行われるが、マルテンサイト系の場合は油冷または空冷が一般的であります。 冷却が速いほど炭化物の生成を抑制できるが、水却のような速過ぎる冷却はマルテンサイト中に応力を発生させて変形や亀裂を発生させる可能性があります。 焼き入れ性がとても良好なのがSUS403Aの特徴であり、断面積の大きな部品であっても空冷で焼き入れすることができます。

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商品の累計加工情報

これまでに加工依頼された方は56人・累計消化料15.4t

※在庫量は日々変動しておりますので、
直接ご確認下さいませ。

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